【マイホーム】不動産営業マンは必要？良い営業マンの見分け方12選

『お家探し(土地探し)に不動産の営業マンって必要？』
もしもあなたがそんな事を考える事があったとしても、残念ながら営業マンはいなくなりません。

お家探し(土地探し)の場合、営業マンとは初めての顔合わせから引き渡しまでに約1年間、引き渡し後になにかトラブル起きた際の対応までを考えるともっと長い期間の付き合いになります。

それなら良い営業マンを見極め上手に付き合い、あなたのお家探し(土地探し)ライフをより楽しく、より良いものにしましょう。

良い営業マンの見分け方

冒頭にも書きましたが営業マンとは長期間の付き合いになる事が多く、営業マンの善し悪しによってお家探し(土地探し)が成功する可能性も大きく変わってきます。

営業マンのレベルを3段階に分けてまとめています。
全てに当てはまる営業マンと出会う事が出来れば、あなたのお家探しにとって最高のパートナーとなってくれるはずです。

初級営業マンの見分け方

知識や経験もないような入社間もない新入社員でも出来る営業マンとしての最低ラインがこちらです。

身だしなみに気を使っている

不動産は高額な商品です。
高額商品を販売しているという認識があれば、礼儀として身だしなみに気を使うのは当然です。

ここで書いている『身だしなみに気を使う』は、安物を身に着けないとかブランド物の時計をしている等ではありません。

分からない事があった場合、期限を付けて正しい回答をする

例えば小学校や最寄りのスーパーの場所を質問したときなどに、営業マンの勉強不足で分からない場合「すぐ近くですよ」などとごまかしたり、「あっちの方です」などと適当に嘘をつく営業マンがいます。

お家探しをしているあなたと真剣に向き合えない営業マンは今後も同じような事を繰り返す可能性が高いので気を付けましょう。

口が堅い

検討している物件が具体的になればなるほど、近所には『どんな人が住んでいるのだろう』
『隣の家族はどんな間取りにしたんだろう』など気になる事も出てきますよね。

そんな時に営業マンがこっそり近所の家族の職業や年収、具体的な間取りなどを教えてくれる場合があります。

中級営業マンの見分け方

ある程度の経験を積めば持っていて当然の知識と、出来て当然の気遣いがこのラインです。

住宅ローンの基礎知識

勉強と経験を積み重ねていく事で住宅ローンの知識は増えていきます。

住宅ローン付けが難しいお客様の場合は豊富な知識や経験が必要となりますが、
『年収や車のローンの月々の支払額から借入可能額を算出』したり、『主要銀行の金利を把握する』のは新人でも勉強をすれば出来ることです。

住宅ローンを少しでも好条件で借りたい方・住宅ローンに不安がある方はこちらの記事をどうぞ。

物件の欠点を隠さず伝えたうえで考え方の提案が出来る

営業マンであればデメリットを隠さずにしっかり伝えるのは最低ライン、物件の良いところばかりをアピールしてくるようであれば話になりません。

そういう営業マンはあなたが気づき突っ込むまでデメリットには触れもしないでしょう。

欲を言えば、あなたの要望や性格家族構成などに合わせ
『こういったデメリットがあるが、あなたの場合だとこう考えてみたらどうですか？』
まで提案してくれる営業マンが良い営業マンですね。

質問の多い営業マン

おしゃべりが上手な営業マンの話は聞いていて心地よく感じるかもしれません。
しかし、目的は『あなたの家族に合ったお家探しをする事』です。

大事なのはどれだけあなたの家族を理解し、『あなたの家族に寄り添った提案が出来るか』『あなたの家族にとっての重要な部分の説明が出来るか』です。

あなたの家族のために背中を押してくれる

『大きな買い物なので、ご家族でゆっくり話し合い決めてください』
これを言えるのが良い営業マンとされている風潮がありますが、『嫌われたくない』『断られるのが怖い』などの心理から無責任にこの言葉を使う営業マンは多いです。

不動産は世界に同じものは2つとなく、いつかは売れて無くなります。

よっぽど人気のない物件であればゆっくり検討出来るでしょうが、優良物件であればあるほど『タッチの差で買えなかった』という事はよくある事です。

こんな人からお家を買いたい：良い営業マンの見分け方

探して見つける事が出来るようなものでもありませんが、このラインの営業マンと出会うことが出来れば幸運です。

商談中でも子供の様子や飲み物の残量などにも気を配れる

自分が話をする事だけに必死になってしまわずに、きちんとあなたの家族と向き合い広い視野で気配りが出来るかどうかは大事です。

夫婦どちらか一方だけでなく2人の意見に耳を傾ける事が出来る

商談中に気持ちが前向きになっていると、会話が弾み共感も多く生まれ楽しいものです。

夫婦２人ともが前向きであれば問題はないのですが、なかなかそういったケースばかりではありません。
そのままとんとん拍子に話が進んでいってしまうと取り残された方は余計に疎外感を味わってしまいます。

その場で簡単な間取りがかける

あなたの家族にとって理想の間取りがある程度決まっている場合、検討している土地でその要望が叶うかどうかはとても大きなポイントになります。

自分の足で物件の調査をしている

インターネットや広告屋などから物件周辺の情報を拾っているだけの営業マンは意外と多くいます。

実際に住んでみて分かるような
『近所にこんな人が住んでいる』
『あそこのスーパーは何曜日に安売りをしている』
『実際に駅まで歩いてみたら○○分かかった』
などのリアルな情報は自分の足で調査している営業マンからしか聞けません。

買ってもらうためではなく、物件を理解してもらう事に一生懸命説明

『後悔の無いように物件購入の決断は家族でするべき』ですが
『決断をする為にあなたにとって必要な情報をきちんと提供してくれる』
これが購入者側にとって良い営業マンの基本的な考え方です。

営業マンと上手に付き合おう

冒頭にも書いたように営業マンはいらないと思ってもいなくなりませんし、良い営業マンに上手に頼る事でマイホーム計画がスムーズに進む可能性が格段に上がります。

良い営業マンを見つけることが出来れば、
『不動産の営業マンに出来る事』の能力を十分に発揮してもらえるよう上手に付き合いましょう。

不動産の営業マンに出来ること

僕たち不動産の営業マンは『物件を販売すること』を仕事にしています。
そのためには『売主』と『お客様』に提案をし、双方の利害が一致するラインを探さなければなりません。

もちろん営業マンによっての個人差はありますが、まずは『営業マンだから出来ること』から見ていきましょう

物件探し

・ハウスメーカー
・地域密着型の不動産屋
・全国展開している大手不動産屋
様々な形態の不動産屋がありどこに属しているかによって情報量に違いはあります。

物件探しをするのであれば、やみくもに動くのではなく探している物件に合った探し方を知っておきましょう。

上手に土地探しをする為のコツはこちら

経験からの多彩な提案

お家探し(土地探し)に対する悩みは十人十色ですが、何十世帯何百世帯と接客をしてきている営業マンであれば
『あなたと近い悩みを持った家族が、どう考えどう決断したのか』
など、きっとあなたにとってプラスになる提案をしてくれるはずです。

値引き交渉

不動産はとても大きな買い物です。
そのため物件の値引きが出来る場合、その金額もとても大きな金額になる可能性があります。
そこで重要なのが『売主』とのパイプ役になる営業マンです。

営業マンが『なんとか値引き交渉を成功させたい』と思うような良好な関係を作り、値引き交渉に挑んでもらえるよう立ち回りましょう。

上手な値引き交渉のコツはこちら

マイホームに関する疑問や不安の解消

不動産売買の業務を続けていると上記のような様々な分野の方たちと仕事をする機会があります。

あなたがお家探しをしていく中で、疑問や不安を営業マンに投げかけた時、例え営業マンにその知識がなかったとしても専門の方に聞きあなたの疑問を解決してくれるはずです。

営業マンと上手に付き合うコツ

営業マンも家庭を持っている人もいれば感情もある一人の人間です。
良い関係を保つのであれば適正な距離感と立場・相手を思いやる気持ちを持って接しましょう。

《営業マンに横柄な態度を取る》
営業マンを下に見て横柄な態度で接してくる方も稀にいます。
『お金を払う側だから』と人を見下さず最低限の敬意をもって接しましょう。

《休日や時間帯関係なく緊急でない連絡を何度もする》
営業マンでも家庭がある人間もいれば休日に用事も入れます。
緊急な用事であればもちろん早めに連絡した方が良いですが、一言『お休みの日に』と付け加えるようにしましょう。

《インターネットから得た知識などで、理解しているつもりになってしまっている》
特に住宅ローンなどの手続きに関しては、あなたが先走ってしまう事により手間が増えたり場合によっては、その金融機関が使えなくなってしまう可能性もあるので注意しましょう。

まとめ:お家探し[土地探し]の難易度は営業マンによって大きく変わります。

良い営業マンとそうでない営業マンでは、スキルはもちろんの事ですがそれ以外のちょっとしたやり取りのストレス度などが大きく変わります。

お家探しは大きなお金が関わるイベントですし営業マンとは長期間の付き合いです。

担当として付いてくれた営業マンが『合わないな』と感じた場合は遠慮なく伝えましょう。