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【マイホーム】予算の決め方と注意ポイント5選・住宅ローン借入額と返済額一覧表

[お家探し]正しい予算決めポイント4選
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こんにちは、
僕は2004年から住宅販売員として800世帯以上のお家探しに携わり、2014年にマイホームを建てました。
現在は2男2女の6人家族+保護猫『こま』のパパです。
X(旧Twitter)ではマイホームに関わるお役立ち情報や日常を発信、僕の発信が理想の土地を見つける手助けになれば嬉しいです

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マイホーム計画と切っても切れないのが【予算決め】ですよね。
15年以上も住宅販売員としてお客様と話をしていると、予算の決め方を間違えてしまっている人がけっこう多い事に驚きます。

お家探しの【予算決め】「どう考えたらいいんだろう」と悩み、なんとなくで根拠のない決め方をしてしまっていませんか?

実はこの【予算決め】はすごく重要で、初めになんとなくで決めてしまうと、家族に合ったお家探しをするのが遠回りになってしまったり、最悪の場合、理想の物件にたどり着けない可能性も高くなってしまいます

この記事ではやってはいけない予算の決め方や、正しい予算決めをするための考え方のポイントを解説していきます。
正しい考え方であなたの家族に合った予算決めをし、お家探しをスタートさせましょう。

頭金はそれぞれの家庭によって大きく変わって来るため、この記事では【住宅ローンの金額=予算】としてお話をしていきます。

失敗するマイホームの予算決め|この考え方は危険です。

まずは僕の今までの経験をもとに、お家探しが失敗してしまう可能性の高い予算決めの考え方と、失敗に繋がる理由を3つに絞り解説していきます。

  1. 今の家賃と同じくらい、もしくは今の家賃よりも安く買いたい。
  2. 根拠はないけどなんとなく○○○○万円くらいで探している。
  3. 無謀すぎる(高すぎる)予算設定

1つでも当てはまっていたなら危険です。
未来の家族のためにも早めに考え方を修正しましょう

今の家賃と同じくらい、もしくは今の家賃よりも安く買いたい。

今現在住んでいる住環境に不満がある、もしくは新しいお家が欲しいという希望があるからこそのお家探しですよね?
例えば今のお住まいが駅近の新築賃貸マンションなどで、家賃がすごく高いがマイホームは田舎に買いたいなどであれば話は違いますが、今の家賃と同じくらいの支払いで今よりも住環境を良くしたいというのは現実的ではありません。

そもそも家賃と住宅ローンの月々の支払いは全く別の物です。

家賃はもちろん掛け捨てですが、住宅ローンの場合は将来的に資産となります。
つまり、例えば物件価格3500万円(土地1750万円建物1750万円)の物件を購入したとしましょう。
月々の支払いが10万円だった場合、住宅ローン完済時(35年ローンの35年後)には建物は減価償却されて価値は殆ど残りませんが、土地は資産として残ります。

簡単に説明すると10万円の月々の支払いの内、土地分の約半分は資産となる為貯金をしていくようなものなのです。

根拠なく○○○○万円くらいまでで探している

当たり前の話ですが、
2000万円台の物件
3000万円台の物件
4000万円台の物件と
予算によって物件内容は大きく変わっていきます。

収入面から考えて、銀行などからの借入可能額を計算したうえでの○○○○万円までという予算設定や、月々の支払可能額からの○○○○万円までという予算設定であれば良いですが、そういった根拠がない状態でなんとなく予算決めをしてしまうと、そもそもあなたの家族に合った物件に出会うこと自体が難しくなってしまいます。

無謀すぎる(高すぎる)予算設定

不動産は基本的には当たりはずれは無く、高ければ高い理由、安ければ安い理由があります。

高すぎる予算設定をしてしまうデメリットは、自分の家族に合った物件ではなく誰が見ても高評価の物件に慣れてしまい、〈あったら便利〉を〈ないと困る〉に勘違いしてしまう事です。

パソコンや電子レンジなどの電化製品でもそうですが、上を見ればきりが無く価格が高くなればなるほど様々な機能が付いてますよね。
それと同じで、例えば[駅が近い]や[土地が大きい]や[角地]などあったら嬉しい特徴かも知れませんが、全ての特徴があなたの家族にとっての優先順位上位なわけではありませんよね?

お家探しで大事なのは〈ないと困る〉と〈あったら便利〉な特徴をしっかり見極める事です。

正しい予算設定をし、あなたの家族にとっての優先順位を第一に考え、お家探しを始めましょう。

【マイホーム】予算の決め方と注意ポイント5選

お家にかける予算は家庭ごとに違って当然で、年収から計算できるものでも人に教えてもらうものでもなく、様々な考え方や根拠をもとに家族で決めるものです。

あなたの家族にとって最高のお家探しをするため、正しく予算決めをする為のポイントを5つに絞り解説していきます。

  1. 住宅ローンの借入可能額の把握
  2. 月々の支払可能額の把握
  3. 借入額と月々の返済額一覧表から予算を考える
  4. 出来るだけ直近で実際にお家を買っている人の意見を聞く
  5. プロに相談する

住宅ローンの借入可能額の把握

住宅ローンの借入可能額は、各金融機関が年収や勤め先、勤続年数や信用情報などを指標に、[この家庭であれば月々いくらくらいの返済が可能なのか]という考え方をもとに計算をし決めるものです。
なので住宅ローンの借入可能額は【予算決め】をするうえでの参考にしてください。

こま
こま

とは言え、家族構成や趣味、教育費食費などは家庭によって様々なので[借入可能額=予算]の考え方は駄目ですよ。

車のローンがあると住宅ローンに不利になるというのは聞いたことがあるかも知れませんが、それは車のローンは返済期間が短く月々の支払いが大きいので、住宅ローンの月々いくらの返済が可能なのかの部分に大きく影響するためです。

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月々の支払可能額の把握

[1.住宅ローンの借入可能額の把握]でも説明しましたが、家族構成や趣味、教育費食費など家庭によってお金をかける項目と割合は様々です。

お家に対してお金をあまりかけたくないと思っている人もいますし、趣味にかけるお金を減らしてでもお家に予算を割きたい人もいます。
とは言えせっかくマイホームで新しい生活をスタートさせても我慢ばかりではストレスが溜まってしまいます。

家族でしっかりと話し合いをし、『月々いくらくらいまでならお家に予算を割けるのか』を決めましょう。

こま
こま

住宅ローンを組むと団体信用生命保険に入る義務もありますので、この機会に保険の見直しをする人も多いですよ。

借入額と月々の返済額一覧表から予算を考える

借入をする金額と月々の返済額の関係は、金利と借入期間によって変わります。

基本的には住宅ローンは35年返済が一般的となっています(もっと長く期間を設けている銀行も一部あります)ので35年返済の条件は固定とした表を参考に月々の返済額をイメージしてみてください。

借入金額 月々支払い額総返済額
100万円2,452円1,029,936円
1,000万円24,522円10,299,369円
3,000万円73,566円30,898,108円
4,000万円98,089円41,197,477円
5,000万円122,611円51,496,846円
金利0.169%(2023年12月auじぶん銀行変動金利35年返済)
借入金額 月々支払い額総返済額
100万円2,527円1,061,733円
1,000万円25,279円10,617,333円
3,000万円75,838円31,851,999円
4,000万円101,117円42,469,332円
5,000万円126,396円5,308,666円
金利0.345%(2023年12月三菱UFJ銀行変動金利・35年返済)
借入金額 月々支払い額総返済額
100万円3,054円1,282,890円
1,000万円30,545円12,828,908円
3,000万円91,635円38,486,725円
4,000万円122,180円51,315,634円
5,000万円152,725円64,144,542円
金利1.485%(2023年12月時点りそな銀行35年固定)
借入金額 月々支払い額総返済額
100万円3,266円1,371,983円
1,000万円32,666円13,719,832円
3,000万円97,998円41,159,496円
4,000万円130,665円54,879,329円
5,000万円163,331円68,599,161円
金利1.91%(2023年12月時点フラット35)
こま
こま

住宅ローンはネット銀行・都銀・地銀・フラット35など、借入先によっても金利は大きく変わってきます。

自分に合った住宅ローンを選ぶなら、住宅ローン比較が無料で出来る「モゲチェック 」がおすすめです。

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出来るだけ直近で実際にお家を買っている人の意見を聞く

もしも知り合いで実際にお家を買った人がいるのであれば、その人の意見がすごく参考になります。
不動産の仕事を長年している僕でも、実際にマイホームを購入してからの生活の中でのお金の気づきはたくさんあります。

僕の住む地域は水が綺麗で有名なところですが、その分水道代が高い事でも有名です。
引っ越し後水道代がどれくらい上がるのかとドキドキしていましたが、実際には安くなり驚きました。
今のお家は一つ一つの設備が高性能になっているのでそのおかげで単価は上がったものの使用量がかなり減っていたことが原因でした。

マイホームを購入して新生活をスタートすると思いもよらぬところで変化が出てくるものです。
なので周りの先輩の意見は積極的に聞くようにしましょう。

こま
こま

実際にマイホームを買っていない人の意見は結構的外れなことも多いので注意するようにしましょう。

プロに相談する

知り合いや親戚で、もし不動産に携わっているプロの人がいるのであれば、是非予算決めの相談をしてみてください。
知り合いに不動産に携わっている人がいない場合はFP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのがお勧めです。
相談してはいけない相手は、知り合いでない不動産屋さんと不動産購入の知識が無いFPです。

知り合いでない不動産屋さんに予算の相談をしてしまうと、当然ですが売りたい物件に合わせた予算を勧める営業マンが多いですし、FPも不動産に精通している人でない場合は、不動産=資産の考え方が出来ずに安全策を取って、すごく低い予算決めを勧める人がとても多いです。

こま
こま

僕が担当してきたお客様の中にもFPに相談をして将来が怖くなり、結局お家が買えなくなった人は何人もいます。

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保険のFPは住宅ローン専門外です!住宅購入の相談に適したFP3社を徹底比較

知り合いの不動産屋さんもいないし、FPに相談するのもハードルが高いと感じる場合は不動産住宅情報サイト『LIFULL HOME’S(ライフル ホームズ)』が行っている無料相談サービスを利用するのがおすすめです。

LIFULL HOME’S 住まいの窓口が行っているサービスは大きく分けると以下の6項目になります。

  1. あなたに合った会社のご紹介
  2. お金のアドバイス
  3. 住まい選びのアドバイス
  4. 進めかたのアドバイス
  5. 調整やお断りの代行
  6. 無料講座でお悩み解消

こま
こま

関東1都3県を中心に33店舗と全国主要都市にある店舗の他に、ビデオ通話での相談も可能です。

データから見るマイホームの予算

家とお金と電卓

マイホームにかける予算は、各家庭の事情やエリアによっても変わります。
そのため参考程度にはなりますが、
ここでは、予算についてのデータを見ていきましょう。

みんなはいくら?【令和4年度のマイホーム費用】

国土交通省が毎年行っている
『住宅市場動向調査』から令和4年度のマイホーム費用のデータを見てみましょう。

全国平均三大都市圏平均
住宅建築資金3,935 万円4,504 万円
自己資金1,177 万円1,467 万円
自己資金比率29.9%32.6%
土地購入資金1,819 万円2,626 万円
自己資金712 万円1,054 万円
自己資金比率39.2%40.1%
購入資金の総額5,436 万円6,787 万円
自己資金1,665 万円2,365 万円
自己資金比率30.6%34.8%
(出典:国土交通省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」より)

この表は、注文住宅の住宅建築資金、土地購入資金、購入資金の総額に関する情報をまとめたもので、
それぞれの項目における全国平均と三大都市圏平均の数値、自己資金と自己資金比率も含まれています。

こま
こま

三大都市圏平均は、
土地と建物を合わせた購入資金の総額が全国平均に比べ、1,300万円程高くなっています。
このことからも予算とエリアは密接な関係にあることが分かります。

【アンケート結果】マイホーム予算、結果的にいくら上がった?

普段から買い慣れているものでなければ、情報が少ないのも当たり前です。
特に、
建物に関しては、お金をかけてでも取り入れたくなるような商品が、日々開発されいます。

実際にマイホームを購入した人たちは、設定した予算内で購入しているのでしょうか。

ここでは『マイホームの予算が結果的にいくら上がったか』をアンケート調査したので共有させていただきます。

インターネットアンケート調査の概要

  • 調査期間:2023年11月
  • 調査方法:X(旧Twitter)調査
  • 調査内容:マイホーム予算結果的にいくら上がった?
  • 回答者数:263人

マイホーム、結果的に予算内に収まったのは23.2%

2023年11月
『マイホーム予算結果的にいくら上がった?』アンケート結果
予算の上り幅回答者数回答者割合
予算内61人23.2%
~500万円105人39.9%
~1,000万円54人20.5%
1,000万円以上43人16.3%
2023年11月
『マイホーム予算結果的にいくら上がった?』アンケート結果

76.8%の人が、考えていた予算よりも上がったと答えています。

こま
こま

まめはうすさんの予算の上がり方には驚きましたが、当初の予定から比べ広い土地で建売から注文住宅にしたそうです。

マイホームの予算は低めに設定しておくべき?

低めでも高めでもなく、適正な予算組みをしましょう。

SNSなどでも、
「不動産屋は、あえて予算を少し超えるような物件を紹介してくる。だから、予算は低めに伝えるべき」という投稿を見たことがあります。

しかし、
気に入って買ってもらわなければ、まして買えなければ意味がありません。
なので、少なくとも僕の知っている営業マンの中にはそのような動きをする人は1人もいません。

理想の物件を見つけるためには、現実的に払っていける適切な予算組みをする事が大切です。

借入額と月々の返済額一覧表から予算を考えるの表にもあるように、予算(住宅ローン借入額)が100万円上がると月々3,000円前後支払額が上がります。

こま
こま

予算オーバーする際は、月々の支払額を考えて検討するようにしましょう。

まとめ:マイホーム購入は予算決めが大事です

まとめ

【予算決め】はあなたの家族に合ったお家探しをするためにはとても重要です。
ここで失敗してしまうと5年後10年後もお家探しをしているなんてことも…

なんとなく決めてしまわずに、月々の支払可能額を把握ししっかりとした根拠をもとに設定しましょう。

\住宅ローンをお得に利用したい方は要チェック/


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