この記事はマイホーム計画の中で、土地探しの終わりが見えず
疲れてしまった人向けです。
休日の家族のお出かけは
『住宅展示場』
『モデルハウス見学会』
『現地説明会』…
それぞれの場所でアンケートを記入し、
初対面の営業マンと「はじめまして」の挨拶。
そんな繰り返しが続き土地探しが長期化してくると、楽しかったはずのお家探しもだんだん負担になってくるものです。
お家探しは情報が多ければうまくいくというわけではありません。
大事なのはマイホームを買う理由と条件を具体化し、買えていない理由を明確化することです。
この記事を読むことで情報整理が出来、理想の土地を探すことができるようになります。
土地探しに疲れたら試してほしい3ステップ
- 立ち止まり状況把握
- 土地探しが終わらない原因を解決する
- 自分に合った正しい方法で土地を探す
そもそもマイホームのための土地はやみくもに探して見つかるほど簡単なものではありません。
なぜなら、家族ごとに『理想の土地』は違いますし、土地自体もそれぞれが唯一無二の物だからです。
物件数にしても湯水のごとく出てくるわけでは無く、時間をかければ理想の土地が出てくるという事ではないのです。
そこで理想の土地に出会うために大切になるのが上記の3ステップです。
土地探しが終わらない原因は、
『理想の土地が見つからない』
当たり前ですが、シンプルにこれが原因です。
つまり『理想の土地が見つからない』原因を突き止め解決していく事が大切です。
予算は?
土地は何坪必要?
駅近?駅遠?
土地の向きは?
学校区は?
多区画?単区画?
まずは、『自分の家族にとっての理想の土地』を把握し、それに合わせた探し方をしましょう。
土地探しに疲れたら、立ち止まり状況把握をしましょう。
なかなか思うような土地が見つからない。
そんなときは、無理をして探し続けるよりも、
1度立ち止まり状況を整理する方が良い結果につながることもあります。
もしかしたら完璧を求めすぎてしまい、
無いものを探し続けているのかも知れません。
まずは1度立ち止まり、
土地探しにおいての基本的な考え方を知ったうえで次のステップに進みましょう。
上記の3点を実行するだけでも物件の見方が変わり、気持ちが軽くなります。
優先順位に出てきやすい項目や、
それぞれの考え方は『【永久保存版】マイホーム[土地探し]優先順位15選チェックリスト』を参考にしてください。
お家探し[土地探し]見つからない・決めきれない原因3選と解決法方
家族にとっての優先順位は時期や状況によって変化するものです。
ある程度『理想の物件』を絞って探し始めても、お家探しが長期化してしまうご家族の大半はこの3つの理由に当てはまります。
- 情報を増やしすぎ
- 踏ん切りがつかず決断できない
- 家族の足並みが揃っていない
では順番に見ていきましょう。
原因1.情報を増やしすぎ
【たくさんの情報を集めすぎて判断が出来なくなってしまっている】
この悩みを抱えたご家族は本当にたくさんいます。
- 勉強のために色々な物件を見る
- とりあえず物件を見てまわる
- とりあえず住宅展示場に行ってみる
- SNSなどでひたすら情報収集している
こんな危険な行動をしていませんか?
これでは自分から迷路に入っていっているようなものです。
物件を選別してから行動するのは問題ありませんが、やみくもに行動すると本来必要としていなかった情報までもが増えすぎ、判断が出来なくなってしまいます。
情報が増えすぎる原因:物件を見すぎ・営業マンの話を聞きすぎ・SNSに頼りすぎ
・やみくもに物件を見て回る
・SNSでむやみに情報収集を続ける
・複数の会社の営業マンと話をする
これらを際限なく続けてしまうと、
『家族にとっての大事』が分からなくなってしまいます。
『この物件はこの部分が良いけどこの部分がいまいち』
『不動産屋Aはこれが大事と言っていたけど、不動産屋Bはこれが大事と言っている』
『SNSで見かけたこれだけは外せないが複数ある』
など次々と新しい[大事]が出てきます。
それぞれの会社が担当物件のアピールや、自社の商品を一生懸命説明するのは当然です。
今はインターネットで簡単に情報が手に入ります。
実際に見に行く物件は多くて3つ、決めるまでには2回~3回くらいまでの見学が標準です。
見て回る物件数に比例して決めきれなくなる人が多くなっていきますので注意しましょう。
解決法方は『お家探しのきっかけを思い出すこと』です。
期間の経過や検討する物件数が増えると、
それに伴い知識や情報量も増えていきます。
大事なポイントが増えすぎてしまった時は、
1度立ち止まり情報の断捨離をしましょう。
「賃貸がもったいない」
「今のお家が手狭になってきた」
「結婚・出産」
「親との同居」
などなど、お家探し[土地選び]を思い立ったきっかけがありますよね?
最初にお家探しをしようと思った理由が1番大事にしないといけないポイントです。
『お家探しのきっかけとなった理由』とは違うポイントで悩んでしまっているのであれば、その悩みとなっている項目を1度書き出してみてください。
本当に自分の家族にとって必要なのか考えてみましょう。
「あったらいいな」と
「無いと困る」は全く別物です。
原因2.踏ん切りがつかず決断できない(決断が遅い)
【気に入った物件を見つけても踏ん切りがつかず決断できない(決断が遅い)】
この悩みは家族としてではなく、ご夫婦の内どちらかが前向きでどちらかが決断しきれないパターンが多いです。
決断に時間がかかればかかるほど、その物件がなくなってしまう可能性は高くなります。
気に入った物件がぎりぎりで買えなかった話は実はけっこうよくあるのですが、
また気に入る物件と出会える保障はありません。
決断できない(遅い)理由は様々ですが、圧倒的に多いのは
『購入後にもっと条件の良い物件を見つけてしまうかも』
『35年間の住宅ローンを払い続けていけるのか』
などの理由で
『お家探しで失敗するのが怖いから』です。
しかし、マイホームを購入するのであればみんな少なからず同じ悩みを持ちます。
では決断できる人と決断できない人の違いはなんでしょう。
個人差はありますが、それは
『マイホームを購入する目的(優先順位)がはっきりしているかどうか』と
『個人ではなく家族としてお家探しに向き合えているかどうか』
の2点が大きいです。
踏ん切りがつかない原因①もっと良い物件があるのでは?
「この物件いいな」と思っても、
決断のタイミングになると
「もっと好条件の物件があるんじゃないか」
「後で好条件の物件が出てきたらどうしよう」
と考えてしまう。
誰もがお家探しで失敗したくないので慎重になるのは当然ですし、ある程度は必要なことだと思います。
そんな時はどうやってその物件にたどり着いたのか思い出してみてください。
無数にある物件の中で様々な選択肢を経てたどり着いているはずです。
【もっと良い物件があるのでは?】の解決方法は『希望ではなく客観的に判断すること』です。
インターネットが普及する前であれば、あなたの家族にとってもっと「好条件の物件」がある可能性も充分にあったかも知れませんが、今はインターネットで簡単に情報が得られる時代です。
『気に入った物件』を見つけることが出来たのであれば、
優先順位をそのままにして探す限り
「もっと好条件の物件」がある可能性は低いです。
- 検索条件に入れる・入れない
- 資料請求をする・しない
- 物件を実際に見る・見ない
- 営業マンの話を聞く・聞かない
- 家族以外の人に相談する・しない
あなたの家族は『気に入った物件』にたどり着くまでに上記のようなたくさんの選択をしているはずです。
つまり『気に入った物件』は、
あなたの家族が出す様々な条件をクリアして出てきた現段階での最良の物件です。
とは言え、それでも決断できないのであれば、優先順位のつけ方自体が間違っている可能性が高いです。
優先順位を見つめ直すのであれば、
こちらの優先順位チェックリストを使ってみてください。
LIFULL HOME’S 住まいの窓口
優先順位の絞り込みが難しかったり、物件情報についての不安や疑問点などがあれば、
こちらでお家探しのプロに無料で相談が出来るので1度話をしてみるのも良いと思います。
『LIFULL HOME’S 住まいの窓口』は
日本最大級の不動産・住宅情報サイト LIFULL HOME’Sが運営する、利用満足度も99.5%の住まい選び・家づくりの無料相談窓口です。
営業も一切なくビデオ通話での相談も出来ますので、安心して相談してみてください。
踏ん切りがつかない原因②住宅ローンのプレッシャー
- 月々の支払いを続ける事が不安。
- 何千万円もの借金を背負う事が不安。
自分の家族に合っている物件だと思うし、
買いたいと思ってもいるのに前に進めない方もいます。
マイホームの購入は1度決めると簡単にはやり直せない事ですし、多くの人にとって人生で1番大きな額の借金を背負う事にもなります。
ですので住宅ローンに不安を感じることは何もおかしい事ではありません。
ではみんなはどうやって不安を乗り越えているのでしょうか
【住宅ローンのプレッシャー】の解決法方は『メリットを理解し、重たく考えすぎないこと』です。
お家の購入は家族としてのとても大きな買い物です。
何千万円ものローンを組み35年間かけて返済をしていく覚悟が絶対に必要
と思っていませんか?
しかし、実はそんな覚悟を持ってマイホームを購入している方はほとんどいません。
むしろ住宅ローンを組んで、
マイホームを購入することは家族を守ることにもつながります。
- 【家族に住む場所を遺せる】
住宅ローンの契約時に加入する【団体信用生命保険】によって、契約者が死亡または高度障害状態になった場合、遺された家族は住宅ローンの支払いが無くなります。 - 【災害に対するリスク軽減ができる】
マイホームを建築する際に守らなければならない【建築基準法】や耐震・制震などで災害から家族を守るための備えが出来ます。
未来のことは考えても答えが出ません。
今の状況の中での最善の選択をし、
『問題が起きた時には家族で支えあう覚悟』
『その考えを家族で共有すること』
この2点が大切です。
間違っても住宅ローンを組む人だけが負担に感じてしまったり、お金の管理をする人だけがつらい思いをしてしまうようなお家探しの取り組み方はやめましょう。
とはいえ最後の一歩がなかなか踏み出せずに立ち止まったり、考えること自体が負担になってしまう人も少なくありません。
こちらの記事ではマイホームを購入する意味について紹介しています。
『マイホーム購入のタイミングはいつ?住宅販売員が答える今買うべき理由4選』
勇気が出ない方は是非読んでみてください。
こちらの記事では住宅購入専門のFPに無料相談できるサービスを紹介しています。
『住宅販売員おすすめ!マイホーム購入に関わる無料相談先FP3社』
『老後の貯蓄や子供の養育費などを加味した住宅購入に関するお金が原因』
で行き詰ってしまった時には客観的な意見を取り入れるのも有効な手段です。
全て無料で利用できるサービスなので気軽に試してみてください。
原因3.家族の足並みが揃っていない
【家族の足並みが揃っていない】
お父さんは「駅に近くて便利な場所がいい」
お母さんは「予算を抑えて広い土地でのんびり家庭菜園をしてみたい」
子供は「引っ越しをしたくない」
これではお家探しが進まないのは当たり前ですよね。
かなり大げさな家族間の考え方のズレを書きましたが、家族間での考え方がまとまっていないことは良くあります。
そんな時は1度立ち止まり、まずは家族の意見をまとめてからお家探しをするようにしましょう。
家族の足並みが揃っていない原因①家族間での優先順位の話し合いが不十分
お家探しはこれから先何年何十年の家族の過ごし方に関わってくるとても大きなイベントです。
家族間で優先順位がずれているままだと、物件を見たりすればするほど不満が募り喧嘩の原因になってしまう事もあります。
誰か1人だけが我慢したり、逆に誰か1人だけの意見で決めることの無いように、
家族としての優先順位を決めることが大事です。
【家族間での優先順位の話し合いが不十分】の解決方法は『ポイントごとに具体的な話し合いをすること』です。
ただやみくもにどうする?どうしよう?と話し合いを重ねても、お互いの主張がぶつかり平行線のままで家族の意見をまとめるのは難しいでしょう。
注意しなければならないのは、
育ってきた環境も違えば性格も違うということ。
優先順位のポイントも違って当然です。
【家族としての優先順位】をしっかり決めて進めましょう。
お互いの思っていることをポイントごとに具体的に話し合い、優先順位と意図を理解することから始めましょう。ここでも優先順位チェックリストがきっと役に立つはずです。
家族の足並みが揃っていない原因②住宅ローンに不安がある
家族の足並みが揃っていない原因として、
住宅ローン自体に不安をもっているという方もいます。
いくらくらいの住宅ローンが組めるのか、また、いくらくらいの住宅ローンを組んだらどれくらいの返済になるのかなど、【住宅ローン】を理解していないと不安になるのは当然のことです。
しかし住宅ローンに不安を抱えたままで、物件探しに前向きに取り組むのはとても難しいことです。
【住宅ローンに不安がある】の解決方法は『プロに相談すること』です。
住宅ローンの審査は、金融機関が主に次の5つの内容を見て借入可能かどうかの判断をします。
- 勤続年数(基本は勤続3年以上)
- 年収(借入可能額を決めるのに1番大きなポイント)
- 勤め先(上場企業や公務員などは有利)
- 個人情報(過去から現在までの借入状況や返済状況)
- 目的物件の内容(担保評価)
住宅ローンは専門的な知識が必要になるため、個人で悩んで解決できる問題ではありません。
こちらの記事では無料で住宅ローンのプロに相談をしたり、自分に合った住宅ローンをおすすめしてくれているサービスを紹介しています。
『住宅販売員が徹底解説!【モゲチェック】とは?なぜ無料?評判・口コミは?』
様々なメディアで紹介され、
登録者数10万人を超える超優良級の無料サービスで僕も利用しています。
探す土地の条件で変わる土地探しのコツ
一言に『土地探し』と言っても、
その方法は様々で、探す土地の条件に合った『土地探し』の方法を知ることがとても大事です。
まず大きく分けると
エリアや多区画分譲地優先の
『建築条件付きの土地』と、
建築会社や建物重視の
『建築条件無しの土地』とで
探し方が変わります。
どちらが自分に合っているか分からない方はこちらの記事をどうぞ
『土地探しと建築会社選びはどっちが先?建築条件って何?』
自分の家族に合った進め方を確認してみてください。
土地に建築条件が付いているかどうかは『物件概要』に記載されています。
『建築条件付きの売り土地探し』のコツ
『建築条件付きの土地』は
決められた建築会社で建物を建てることを条件に売り出されている土地の事です。
- 建築会社は決めていない
- 探すエリアが限定的
- 多区画の分譲地希望
- 建物に対するこだわりは少ない
- 立地優先
上記のような方は『建築条件付きの土地』の方が探しやすいです。
『建築条件付き』の土地探しは、
比較的情報が多いためスムーズに進むケースが多いです。
『建築条件付き売り土地探し』おすすめの探し方
エリア・多区画分譲地優先
『建築条件付き』の土地探しは次のような媒体から情報収集するのが効率的です。
- 大手不動産情報サイト
- 折込みやポスティングなどの広告
大手不動産情報サイトで探す
『SUUMO』や『LIFULL HOME’S』のような不動産情報サイトは、
広告主が各サイトに広告料を支払い掲載するため、無料で情報検索ができます。
ただし、この広告料は決して安くはなく、広告料は日割りではありません。
したがって、比較的長期で販売をするような多区画の分譲地の場合『SUUMO』と『LIFULL HOME’S』どちらか、もしくはどちらにも掲載するのが一般的です。
もちろん単区画の物件や建築条件なしの物件もありますが、
情報の鮮度はあまり良くなく販売が難しかった、もしくは苦戦することが予測される物件を掲載する傾向があります。
単区画の物件ですぐに売れるような物件であれば、
わざわざ高い広告料を払って不動産情報サイトに掲載するメリットがありません。
広告から探す
多区画の分譲地であれば、お金をかけてさまざまなところに広告を出しています。
日々の暮らしの中で注意して見るようにしておきましょう。
- ポスティングカラー広告
- 駅の看板広告
- 電車のつり革
- 市町村のHP
- 道路看板
- バス広告etc…
エリアがある程度限定されていて、
多区画の分譲地が無い場合単区画や少区画の建築条件付き売り宅地を探すことになると思います。
単区画や少区画の『建築条件付き売り土地』を探す場合、郵便ポストに入る青刷り広告や、市町村の広報誌などは、
情報の鮮度が高く良い物件が掲載されている可能性も高くなります。
青刷り広告や広報誌などは、
比較的費用が安く掲載内容も変更しやすいため
情報の鮮度が高めの物件が多くなっているのが特徴です。
『建築条件付き売り土地探し』でやってはいけない探し方
『建築条件付き売り土地探し』でやってはいけない探し方は
複数の不動産会社に依頼をすることです。
多区画の分譲地は売主が直接販売しているか、
指定業者に任せる形で販売をしている事がほとんどのため、仲介業者が紹介できる物件は比較的区画数の少ない現場に偏ってしまいます。
それに加え、仲介業者Aが紹介できる物件は仲介業者BやCも紹介できる多く、
複数の不動産会社に土地探しを依頼すると、上の図のような状況になり違う業者が何度も同じ物件を提案してくることになってしまいます。
同じ物件の紹介を複数の営業から受けるのは対応するのもストレスになりますね。
『建築条件なし売り土地探し』のコツ
『建築条件なしの土地』は
建築会社の制限が無く、好きな建築会社で建物を建てることが出来る土地の事です。
マイホームを建てる建築会社が決まっている場合や、建物に強いこだわりがある方向けの探し方です。
『建築条件なし』の土地探しは、
一般の方だけでなく業者も狙っているため
物件数が少なく難航するケースがとても多いです。
『建築条件なしの売り土地探し』おすすめの探し方
建築会社・建物のこだわり優先
『建築条件なし』の土地探しは次のような媒体から情報収集するのが効率的です。
- 不動産情報サイト
- 青刷り広告
- 不動産会社に依頼
- 建築会社に依頼
不動産情報サイト
『SUUMO』や『LIFULL HOME’S』のような
大手不動産情報サイトと比べ規模は小さくなりますが、『Yahoo!不動産』での情報収集はおすすめです。
不動産屋目線にはなりますが、
『Yahoo!不動産』は広告掲載単価が安く、入力項目も少なく手軽に掲載物件の差し替えも可能なので『建築条件なしの土地』も含め、短期で販売したい物件にも比較的気軽に利用できるのが理由です。
青刷り広告
『建築条件なし土地』を探す場合は、カラー広告ではなく青刷り広告をチェックしましょう。
カラー広告は基本的に1度に何万~何十万部と印刷するため、基本的に広告内容をこまめに変更することが出来ません。
それに比べ青刷り・2種刷り広告(青色や青+赤色)の場合は少ない部数での印刷が多く、掲載物件を差し替えながら配布するのが主流です。
常に最新情報が掲載されているのが青刷り広告や2種刷り広告となるため『建築条件なし』のような希少性の高い物件も比較的見つけやすくなっています。
ただし、すぐに売れそうな『建築条件なしの土地』は不動産屋も狙っています。
のんびりしているとすぐに売れてしまうので注意しましょう。
複数の不動産会社に依頼
『建築条件なしの土地探し』で不動産会社に依頼する最大のメリットは
お客さんから直接預かるような売り物件の情報を持っている可能性があることです。
広告などに掲載する前段階の物件情報であったり、
「周りに住んでいる人に知られたくない」などの理由で、
広告掲載不可や、未公開物件などを不動産屋が抱えているケースも多くあります。
未公開物件や非公開物件を探すのであれば、
『現役住宅販売員が解説!物件資料請求で失敗しないための3つのコツ』で紹介している一括型の資料請求がおすすめです。
建築会社に依頼
最後に、あまり望みは高く持てませんが
『建築会社に土地探しも依頼しておく』のも有効な手段です。
建築会社に対して、「良い土地を見つけてくれれば御社で建てます」と話をすれば一生懸命土地探しをしてくれます。
僕の勤めている会社では、土地を仕入れてから建築条件付きで売り出し、建物の建築までをおこなっているのですが、つい先日も某大手ハウスメーカーから「建築条件を外してほしい」と依頼がありました。
しかし、残念ながら売りやすい土地はわざわざ建築条件を外す依頼を受けませんし、
仮に受けたとしても土地代に建物で出ていたはずの利益分を上乗せすることになるため割高にはなってしまいます。
建築会社が所有している土地で条件が合うのが1番ですが、
なかなか難しいのが現状です。
『建築条件なし売り土地探し』でやってはいけない探し方
『建築条件なし売り土地』探しでやってはいけない探し方は大手不動産情報サイトで探す方法です。
これは残念ながら時間の無駄に終わることがほとんどです。
なぜなら大手不動産情報サイトの情報は
不動産業者もチェックしているため条件の良い
『建築条件なし売り土地』があれば購入し、建築条件をつけて再販売をするからです。
つまり、大手不動産情報サイトに長期間掲載され続けているような
『建築条件なしの土地』はプロの目から見て魅力のない物件ということになります。
不動産情報サイトと不動産業者から得られる『売り土地』の情報の違い
不動産情報サイトで得られる物件情報と、
不動産業者から得られる物件情報はそれぞれ特徴があります。
このそれぞれの特徴を理解することが、
余計な時間や手間を取られずに効率よく自分に合った物件を探すことに繋がります。
不動産情報サイトに掲載されている物件情報の特徴
不動産業者が不動産情報サイトを利用するには掲載料がかかります。
そのため基本的に予算を多くかけることの出来る多区画の分譲地や、既存のお客さんだけでは売り切れないような物件情報を掲載します。
- 中規模や大規模の分譲地情報を探すには便利
- 建築条件なしの土地探しには向いていない
既存顧客で買い手が見つからない
物件は予算をかけて広告掲載をします。
不動産業者が持つ物件情報の特徴
不動産業者が持つ物件情報は、
基本的に指定流通機構(レインズ)情報と未公開物件情報・売主物件情報になります。
未公開物件情報とはまだ世の中に出回っていない物件情報で、
物件所有者との契約を調整中だったり、
何らかの事情で〇か月後に売り出し予定などです。
複数の不動産業者に声をかけておく事で未公開物件の情報を優先的にもらえることもあります。
まとめ:僕から土地探しに疲れた人へのアドバイスです。
土地の事、周辺環境、引越し後の生活を100%理解してお家を買える人はいません。
分からない中で決断をし、生活をしながら折り合いをつけていくのがお家探し(土地探し)です。
そこで大事になってくるのが優先順位です。
たとえ物件の事を100%の理解する事は出来なくても、
家族にとって優先順位の高いポイントに魅力があれば、生活をしていく中である程度の事は解消できるでしょう。
物件を見るときは100点満点を求めるのではなく、あなたの家族にとって必要不可欠なポイントを満たしているのかどうかを見極めましょう。
長期間お家探しをしているとどうしても知識ばかりが増えてしまい、
『ないと困る』と
『あったらいいな』の境界線があやふやになってしまいす。
そんな時は1度立ち止まり、家族と向き合い話し合うことが大切です。
『あったらいいな』の考えはいったん捨て、
あなたの家族にとって『ないと困る』必要な条件を再確認しましょう。
優先順位を決めることが出来るのは
これから先も一緒に居続けるあなたの家族だけです。
将来的にかかってくるであろう費用の算出や住宅ローンのように、知識の部分での悩みはプロに相談しなければ解決できない部分もあります。
お家が決めきれない問題点を細分化し、ひとつひとつ見直すことによって前向きになれます。
僕は今まで800世帯以上のお家探しをしているお客様とお話をしてきました。
役に立てることもあるかも知れませんので、質問や悩みがあれば気軽に問い合わせフォームやTwitterから連絡をください。
住宅販売員の僕が普段物件調査の際に利用している資料請求の方法はこちらから
土地に関係する注意ポイントと環境に関する注意ポイントについての記事はこちら