マイホーム計画の中で、特に時間がかかり苦労する人が多いのが『土地探し』です。
僕は2004年から住宅販売の仕事をしていますが、『土地探し』が終わらずに何年も探し続けている人はたくさんいます。
無駄な時間や労力を使わず理想の土地にたどり着くためにはしっかりとポイントを理解し、
準備をしたうえでゴールを設定して進めていかなければいけません。
この記事では、上手に土地探しをする為に必要な7つのポイントを
『土地探し|準備編』
『土地探し|お金編』
『土地探し|探し方編』
の3つのテーマに分けて解説します。
この記事を読めば、理想の土地を探すために必要な考え方と方法が分かりストレスなく土地探しが出来るようになります。
土地探しをする為のポイントを把握し、自分に合った土地探しをしましょう。
理想の土地探し|1.準備編
まず初めに必要なのは
土地探しをするための準備です。
- 土地に関する正しい考え方を知る
- 土地探しの優先順位を決める
- 決断する準備をする
この3つの項目をしっかり抑えておかなければ、
せっかく理想の土地が見つかっても決断が出来ず、
終わらない土地探しに突入してしまう可能性も高くなってしまいます。
土地に関する正しい考え方を知る
【土地は見る人によって評価が違う】
例えば僕のようにずっと団地に住んできた人から見ると30坪の土地は十分な広さに感じますが、とても広い敷地で育ってきた人からすると30坪は狭いと感じることも多くあります。
土地の広さがイメージ出来ない場合は参考にしてみてください。
【マイホーム】あなたの家族に必要な土地の広さ(坪数)知っていますか?
線路沿いで育った人にはなんともない電車の音や揺れも静かな環境で育った人にとってはストレスに感じるように、同じ土地を見ても人によって評価が違うという事をしっかり認識しておきましょう。
人気がある土地が自分の家族に合うとは限りません。
他の誰かではなく自分の家族にとって価値がある土地かどうかが大事です。
土地探しの優先順位を決める
【土地のイメージを出来る限り具体的に】
自分の家族にとって最良の土地を見つけるためには、優先順位をしっかりと付けなければなりません。
予算はもちろんですが、
土地そのものであれば広さや形・向きなど、
環境面であれば周辺施設や前面道路などなど項目はたくさんあります。
家族として優先すべき項目を順位付けし、
ゴールを設定することが大切です。
ゴールが決まらないまま走り出しても偶然ゴールにたどり着く可能性はとても低く、遠回りにもなってしまいます。
優先順位としてよく挙がる項目はこちら
永久保存版:マイホーム[土地探し]優先順位15選チェックリスト
決断する準備をする
【不安要素を無くしておく】
準備段階で最後に大事なのが、理想の物件に出会えた時に無駄な時間をかけず決断出来るよう不安要素を無くしておくことです。
不動産はこの世に同じものはありません。
例え自分にとっての理想の土地が人気もなく、売れ残っているような土地でもいつかは売れて無くなります。
せっかく見つけた理想の物件だったのに、
下記項目のような不安や問題があり二の足を踏んでいるうち、他の人に買われてしまうなんてことは避けましょう。
- マイホーム購入のタイミング
- 住宅ローンの不安
- 両親との同居問題
- 子供の転校問題
- 家族間での意見のズレ
不安や問題は出来るだけ早い段階で解消しておきましょう。
理想の土地探し|2.お金編
マイホーム計画の中でもとても大事になのがお金の問題です。
お金に関しては、土地というよりは『マイホームの購入』に全体的に関わってくる話になりますが、ここでは下記の2項目に絞って解説します。
- 頭金は必要?
- 予算の決め方
マイホーム購入に頭金は必要?
【頭金は必要ではない】
不動産を購入するには頭金は必要ではありませんが、契約時に手付金は必要です。
頭金を用意すればするだけ住宅ローンの額を減らすことが出来、月々の支払額も下がります。
しかし、今の賃料を払いながら頭金を貯めることと今の金利情勢を考えると、早い段階で住宅ローンを組んでしまった方が得になる可能性が非常に高いです。
マイホームの購入を数年後に考えているのであれば、頑張って頭金を貯金しておきましょう
自己資金・頭金と手付金の違いと頭金は貯めるべき?の詳細記事はこちら
マイホーム予算の決め方
【月々の支払いベースで決める】
下記の表は住宅ローン借入額によって月々いくらの支払いになるかを2種類の金利パターンでまとめたものです。
表を参考に住宅ローンが組める範囲の中で、月々いくらまでの支払いなら可能なのかを考えましょう
借入金額 | 金利 | 月々の返済額 |
100万円 | 0.575% | 2,629円 |
1,000万円 | 0.575% | 26,291円 |
3,000万円 | 0.575% | 78,874円 |
5,000万円 | 0.575% | 131,456円 |
借入金額 | 金利 | 月々の返済額 |
100万円 | 1.44% | 3,032円 |
1,000万円 | 1.44% | 30,325円 |
3,000万円 | 1.44% | 90,976円 |
5,000万円 | 1.44% | 151,626円 |
予算の決め方は家族によって違いますが、住宅ローンがいくら組めるのかを知っておくことは大事です。
借入可能額は、モゲチェック を利用すると無料で調べる事が出来ます。
モゲチェックを詳しく知りたい方はこちらから
【モゲチェック】とは?なぜ無料?住宅販売員が徹底解説!評判・口コミは?
選択する金融機関や商品の金利によって月々の支払額や総返済額も変わりますので注意してください。
理想の土地探し|3.探し方編
自分の家族にとっての優先順位が決まり、
準備が出来たらいよいよ土地探しのスタートです。
土地探しをスタートさせていくにあたり、まず初めに理解が必要なのは
『建築条件付きの土地』と
『建築条件なしの土地』では
探し方が違うという点です。
探し方を間違えてしまうと、遠回りになってしまったり無駄に営業マンの訪問や電話が増えてしまいますので気を付けましょう。
効率よく物件探しをするためには、探す土地の条件に合わせた探し方をすることが大事です。
建築条件付き土地の探し方のコツ
建築条件付きの土地は数も多いため
・大手不動産情報サイト
・広告
などで比較的情報が集めやすくなっています。
この記事の【準備編】と【お金編】がしっかり出来ていれば極端に苦労することはないと思います。
建築条件付きの土地を選ぶ場合は建築会社が決まっているため、どんな建物が建てれるのかしっかり確認しておきましょう。
建築条件付き土地おすすめの資料請求方法
【分割型の資料請求】
※不動産情報サイトや街で見かけた物件に対しそれぞれ自分で資料請求する
分割型の資料請求は、自分で見つけた土地の所有者に直接話を聞いたり、不動産情報サイトで個別に情報を集める方法です。
不動産情報サイトにもそれぞれ特徴があり、
【SUUMO】や
【LIFULL HOME’S】は
建築条件付きの土地や大型の分譲地にを探すには向いています。
建築条件なし土地の探し方のコツ
建築条件なしの土地を探すのは、
数も少なく難易度はかなり高めです。
・不動産情報サイト
・青刷り広告
・建築会社に依頼
・不動産会社に依頼
など様々な方法で情報収集していきましょう。
新しい情報が随時更新される青刷り広告や、業者に依頼をしての土地探しが効率的です。
建築条件なし土地おすすめの資料請求方法
【一括型の資料請求】
※条件に合った物件を一括で提案してもらう
一括型の資料請求とは、
土地を探したいエリアの不動産業者や一括資料請求サービスを利用することで、不動産会社が抱え込んでいる未公開・非公開の物件情報までまとめて取得する方法です。
デメリットは、
細かな情報を相手に伝えるため、対策をしなければ業者からの連絡が多くなってしまう点になります。
電話連絡が嫌な場合は「メールでの連絡希望」と伝えておきましょう。
物件の探し方詳細記事
【終わらない土地探しに疲れた方必見!土地探しのコツ住宅販売員が教えます】
資料請求のコツ詳細記事
【上手に物件探し】資料請求のコツ現役住宅販売員の僕が教えます
まとめ
ポイントをしっかりと抑えて進めていくことは、後悔しない土地探しをするうえでとても大切なことです。
- 家族としての【準備】
- 土地に関する正しい考え方を知る
- 土地探しの優先順位を決める
- 不安要素は消しておく
- マイホームに関する【お金】の知識
- 探す土地に合った【探し方】のコツ
家族によって理想の土地は違います。
ポイントを押さえ、自分に合う物件の探し方をするようにしましょう。
探す土地をしっかりイメージし、最良の方法で自分に合った土地探しをしましょう。